足首の捻挫について
こんにちは!SHIBUYA整骨院です!!
本日は足首の捻挫についてお話します。
足首捻挫は、足首を内側に捻って生じる内反捻挫と、外側に捻って生じる外反捻挫の大きく2種類に分けられます。足関節の構造上、足裏が内側に向く内反捻挫がおよそ9割を占めるといわれ、その多くは外側くるぶし周囲にある靱帯の損傷です。また、バレーなどの競技で多く発生する突き指も捻挫のひとつです。そのほか、交通事故の代表的なケガである頸椎捻挫(むちうち症)、腰椎捻挫(ぎっくり腰)などがあります。
症状の重症度は断裂の程度によって異なります。神経が損傷すると、目視せず足と足首の位置を認識できる感覚(固有感覚)に問題が生じます。
軽度
靱帯が伸びて裂けていますが、裂傷は小さく、顕微鏡でなければ確認できません。足首にたいした損傷や腫れはないものの、もろくなっていてけがの再発可能性が高い状態です。数時間から数日で回復します。
中等度から重度
靱帯が部分的に断裂しています。足首にしばしば腫れとあざがみられ、通常は歩行時に痛みが起き、歩くのが難しくなります。数日から数週間で治癒します。
足首を再びねんざすると、神経が損傷することがあります。
非常に重度
靱帯が完全に断裂しています。足首全体に腫れとあざがみられます。足首は不安定で、体重をかけることができません。
治癒には6~8週間かかります。足首が完全に治るのを待たずに、普段の活動を再開すると、将来のけがのリスクが高まり、足首の治りも不十分になるおそれがあります。
神経も損傷していることがあります。
非常に重度の足首のねんざでは、足首の骨の端部にある軟骨が骨折していることがあります。このけがは長期の痛みや腫れのほか、ときには歩行時の問題を伴います。足首の関節に引っかかりが生じたり、力が入らずがくっと折れたりすることがあります。若い患者は、ときおり足首に関節炎を発症します。
靱帯は関節を構成する骨を固定する役割があるため、緩んだり、切れたりして機能をはたせなくなると、歩行などの動作に支障をきたします。
捻挫した場合は、応急処置として患部を氷のうや冷たいタオルで冷やし、炎症を抑えます。関節が動かないようしっかり固定して、むやみに動かさないようにしてください。
通常は数日から1週間ほどで治りますが、治療を怠ったり、間違った処置を行うと、治りにくくなることがあります。完治するまでは、運動やマッサージを控えて、安静に過ごしましょう。温めると逆効果になるので、受傷後2、3日は入浴を控えるのが賢明です。